レコードの衰退・転化
順調に発展を遂げてきたレコードですが、時代の流れとともに、世の中からは次第に姿を消していきます。
レコードに取って代わる、次世代の機器が
登場してきたからです。しかし完全に姿を消したわけではなく、見事に転化も
果たしています。そのあたりを、見ていくことにしましょう。
レコードの衰退・転化
音が空気の振動。波形がどこまでも続くアナログ信号なのです。
その振動の波形をそのまま音溝に刻みつけたのがレコード盤で、音溝から取り出した信号をアンプで増幅して
スピーカーから音を出すプロセスは、終始アナログ信号をそのままで扱ってきました。
ラジオやテレビの放送も、以前はすべてアナログで送受信していました。しかし伝送の途中で入り込む雑音や
歪みも同じアナログ同士であることから、必要な音楽信号などと区別して取り除くことは困難でした。
衛星経由のような長距離になると、必要な信号を雑音の中から探し出すのが困難な状態になってしまいます。
そこで伝送すべき信号をデジタル化すると、アナログの雑音などとの区別が可能になり、必要な信号だけを
取り出すことができるわけです。こうした全体的な流れの中で、音楽媒体のレコードもまた、デジタルの媒体
であるCDに取って代わられ、さらには映像も含めたDVDへと発展していったわけです。
確かに、これにより劇的なデータの大容量化・軽量化が可能になり、私たちの暮らしは便利になりました。
しかし、アナログにしか出せない音質や味わいは、デジタルでは再現できません。こうしたことから、
アナログ媒体であるレコードを見直す動きも、近年では見られはじめています。PCとのUSB接続により
アナログのデータをデジタルに変換して取り込めるような機械も、出てきているのです。
レコードは現代においても、着実に進化・転化して、私たちの身近にある、というわけですね。